昨年6月に発行、ご好評いただきました「百合映画」完全ガイドがKindleストアにて電子書籍配信開始されました。ガイド本として検索性が高まるのは良いことだと思いますので、ステイホームの映画鑑賞においてご参考にしていただければと思います。 私の担当作…
『SFマガジン』2021年2月号、「百合特集2021」に寄稿しています。2年前の特集ではミニシアター系インディーズ邦画から「思春期ごっこ」「5つ数えれば君の夢」「なっちゃんはまだ新宿」等をとりあげましたが、今回は日本国内で2020年に公開された作品から「燃…
「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」の公開を控え、ねとらぼで連載が始まりました。庵野秀明の監督作品について語っていきます。第一回は「トップをねらえ!」+「ふしぎの海のナディア」。アニメーション、実写映画を交えて隔週・全5回程度を予定しています…
「百合映画」完全ガイド (星海社新書) 作者:ふぢのやまい,志村 貴子,牛久 俊介,児玉 美月,将来の終わり,関根 麻里恵,髙橋 佑弥,鶴田 裕貴,中村 香住 発売日: 2020/06/30 メディア: 新書 星海社新書より発行される「百合映画」完全ガイドに寄稿いたしました。…
チャン・ジュヌァン:”「ミザリー」に出会ったとき、すごく好きな映画だと思った。でもあの映画のキャシー・ベイツはただのいかれたビッチだ。誘拐を題材とした映画を撮ろうと思っていたが、違った視点ーー誘拐犯の視点から書かなけりゃいけないことも理解し…
・「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」 デュボア監督にインタビューしました。「ヒックとドラゴン」シリーズは初代からずっと楽しみに見ており、「2」劇場公開についての諸々については思うところが多々ありましたが、無事に公開されて非常に嬉しく思っていま…
・「なめらかな世界と、その敵」 短編小説集『なめらかな世界と、その敵』(伴名練)のレビューを寄稿しました。これまでの作品はほぼ発表初日に同人誌やアンソロジーで拝読していましたが、思うところがありすぎる作品に対してはどうしても過剰に熱が入って…
「ザ・ボーイズ シーズン1」がAmazon Prime Videoで配信されています。スーパーヒーローが当たり前のように存在し、市民を悲劇や戦争から守り、目からレーザーを放つ鋼鉄の男が鳥よりも早く空を舞うアメリカを舞台にしたブラック・コメディ・ドラマ(全8話)…
まさか半年以上も放置することになるとは思っていなかったのですが、映画館には相も変わらず通い続けています。元号が変わって以降の公開作では「アラジン」、「スパイダーマン:ファーフロムホーム」といった大作、山戸結希「ホットギミック ガールミーツボ…
SFマガジン2019年2月号「百合特集」に和製百合映画紹介ガイド「花に埋もれて死ね または今、ミニシアターで何が起こっているのか?」を寄稿しています。2013年〜2018年にミニシアターで公開されたインディーズ邦画を中心に、「強い百合」映画を紹介していま…
ご無沙汰しておりますが、もろもろ元気にやっています。 とはいえ現在諸事情でメールが確認できない環境にいるため、正直なところ各種気が気ではないです。あと1ヶ月ほどはすべてのご連絡にお返事できない状況が続いてしまうかと思いますので、何卒よろしく…
ここのところめっきり更新していませんが、変わらず過去のレビュー記事にご好評いただけているようで嬉しいです。「打ち上げ花火」を見てブログを開設したのが2018年8月ですので、もうそれから1年以上経ってしまったことになります。来月から職場が変わるの…
「MARVEL Unlimited」に入会してから3ヶ月ほど経過しました。月額$9.99にてMARVEL社配給のアメコミが読める、一出版社が行なっているにしては(おそらく)世界で最も成功しているサブスクリプション・サービスです。2004年の開始時には12点だった登録コミッ…
めっきり更新は滞っていますが元気にやっています。賛否両論の「未来のミライ」はともかく、「lain」は関係各位にご好評いただき大変嬉しく思っています。取材させていただきました皆様、誠にありがとうございました。 引き続きよろしくお願いいたします。
新宿ロフトプラスワンにて「春の東京国際サメ映画祭2018」に参加してきました。前回12月の際のレポートはITmediaさんに掲載しています。 ・2018年リリース予定 新作サメ映画紹介 www.youtube.com 「シャークネード5 ワールドタイフーン」の上映を行った前回…
「バーフバリ」前日譚、"The Rise of SIVAGAMI"の映像化が発表されました。本作のミニ・シリーズ化は既に昨年夏の段階で既に明らかにされていたのですが、具体的時期にまで触れていただいたのは先日のインタビューが(おそらく)初めてになるかと思います。 …
恒例の寄稿記事まとめになります。今月はいろいろとはじめての試みの記事が続きました。 ・「バーフバリ」監督インタビュー 来日に際して幸運にもインタビューのお時間をいただきました。構成・聞き手を担当しております。 インタビュー中で触れている「Maga…
US版Blu-rayを鑑賞後のレビューとなります(劇場でも1度観覧しました)。 詳しくは上記の記事でも述べましたが、”ぼかし編集程度たいした問題じゃない。しかもたいしたシーンじゃないし”というのは、スクリプトを読み解く限りたいへんな誤りです。 普段のレ…
「シェイプ・オブ・ウォーター」が公開されましたが、上記の事情により見ることが難しくなってしまいました。 本作は第90回アカデミー賞において音響編集賞、音響ミキシング賞の候補にあがっているとおり、劇場音響で見ることも間違いなく必要なのですが、ど…
※20180304追記:"the Emoji Movie"こと「絵文字の国のジーン」がこのたび、ラジー賞最低映画賞・最低監督賞・最低脚本賞・最低スクリーンカップル賞、ノミネート部門をフル受賞されました。ダークユニバースのシリーズ展開を一作で消滅させた「マミー」はも…
「スリー・ビルボード」が公開されました。 トロント映画祭にて観客賞、ゴールデングローブにおいての作品賞のみでなく、脚本賞、主演女優賞、助演男優賞を受賞と監督賞を除き主要部門をほぼ総なめにした本作。本国にてアカデミー賞主要賞の最有力候補として…
ご無沙汰しております。 各種立て込んでおりあまりほとんど放置状態になってしまっていますが、以下メディアにて映画レビューを寄稿しています。 新感染・ファイナルエクスプレス S-Fマガジン「オールタイム・ベストSF映画総解説 PART3」にて「新感染 ファイ…
「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」が公開されましたが、先日北米版DVDが発売された「Brigsby Bear」(ブリグズビー・ベア)の話をします。監督はサタデー・ナイト・ライブ出身デイブ・マッケリー。脚本の2人ともども少年時代からの盟友という低予算インデ…
「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」が公開されています。 本作が10年に1度あるかないかの、映画館で見たことを自慢できる大傑作であることは視聴済の方々が各種SNSで広めていることかと思いますので、まだ見れていないという方、存在を知らなかったという方は何を…
いろいろ公開されています。 12月公開映画はあまり見たいものがないです。ハガレンは見ます。
「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」が公開されています。 未見の方でもティム・カリー版「イット」の強烈なビジュアルは、レンタルビデオのパッケージやネットの画像などで記憶に残っているところだと思います。本作でもペニーワイズ、ビル・スカル…
「ノクターナル・アニマルズ」が公開されました。監督は「シングルマン」のトム・フォード。不眠症に悩まされるアートギャラリーのオーナー・スーザンは不貞を隠そうともしない夫に悩まされながら、無人の豪邸で暮らしている。そんな日、20年前に別れた夫・…
「ハウス・オブ・カード 野望の階段」が第6シーズンをもって終了、のみならず最終シーズンの撮影が中断。NetFlixオリジナル作品の目玉中の目玉であった同作が未完に終わる可能性が出てきたことは――シリーズ終了後にもう一度まとめて見ようと思っていた側とし…
「ゲットアウト」が公開されました。 メインストーリーについてのネタバレは別記事に記載しているため、こちらでは触れきれなかったこと、および前回全く気づかなかった伏線について拾い書きしておきます。 とはいってもほとんどがブルーレイ版監督コメンタ…
「セブン・シスターズ」が公開されました。今週から大作「ブレードランナー2049」が公開されるためか公開館は少なめとなっていますが、もともとはNETFLIXオリジナル作品。人口過剰に陥った管理社会、すなわちディストピアを書いた直球のSF作品です。監督は「…