【18年4月】「バーフバリ」監督インタビュー、「コナン」対談、「パシフィック・リム アップライジング」 寄稿しました

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 恒例の寄稿記事まとめになります。今月はいろいろとはじめての試みの記事が続きました。

・「バーフバリ」監督インタビュー

 来日に際して幸運にもインタビューのお時間をいただきました。構成・聞き手を担当しております。

 インタビュー中で触れている「Magadheera」ですが、「バーフバリ」を思わせる古代インドで死別する男女……を描いたかと思えば、場面が急に現代のバイク・ジャンプに切り替わり、ラーム・チャラン演じる主人公らのモダン・ダンスが延々と続き、現代でのラブロマンスが展開され始めるという非常にキャッチーかつキッチュな魅力に満ち溢れた一作です。

 前世で王権を争った二人の男と王女、という「バーフバリ 王の凱旋」を思わせる三人が現代の遊び人と資本家、美女という「マッキー」に似たキャラクターに転生し、前世の記憶を取り戻しながら戦う……という現在のラージャマウリ監督作品を追っていくうえで欠かすことのできない本作。「RRR」と合わせて日本公開を熱望するところです。

 限られた時間でのインタビューとなったため、「Magadheera」に引用されている一本道バトルの(おそらく)元ネタである「300」、及びザック・スナイダー監督との関係、かつ監督が愛してやまないインド映画「Sholay」、その元ネタである「荒野の七人」、といえばもちろんその更なる源泉「七人の侍」……と聞きたいことは尽きませんでした。今後展開されるスピンオフに関しても、たとえばコミック版"Battle of the Bold"ではデーヴァセーナとバーフバリが本作のスタート以前に顔を合わせていたことが明らかになっています。新作についても俄然注目です。

 また「踊るマハラジャ」「コリン」「死霊の盆踊り」を日本に紹介した江戸木純さんとお会いできたのも光栄でした。「バッドムービーアミーゴス」読ませていただいております。いつかインタビューさせていただける時までに、インド映画もう少し勉強しておきます。

・「ゼロの執行人」対談

 「ゼロの執行人」ネタバレ対談です。構成は僕をねとらぼに誘ってくださった青柳美帆子さん。お相手はねとらぼで密度の高いコナンレビューを書かれている赤いシャムネコさんです。

 こちらで「RX-7」の元ネタは松田刑事であるかもと喋っていますが、その後青山先生からRX-7のキャッチコピー「The Spirit of Zero」が元ネタであると発表されました。「あの方」当ての年賀状バトルにも象徴されますが、こういうところをサクッと応えてくださる作者さんというのはなかなか珍しいので、今後も先生の動向から目を離せません。連載も再開され、映画の次作は怪盗キッド。ますます勢いを増していくコナンには引き続き注目していきます。

・「パシフィック・リム アップライジング」

 度重なる延期と増していく不安を完全に払拭、とはならなかった一作です。ただ、「単なるデル・トロコピー」にならなかった、という点では今後のシリーズ展開に期待できる出来ではありました。

 こちらに記載していない内容でいうと、翻訳されていない前日譚小説 "Pacific Rim Uprising Ascention"において、本作のヴィクが実は前作のカイダノフスキー夫妻の娘であると明らかにされています。彼女が名字を変え、かつ"Viktoria"と名乗らないのは、自分がかれらの娘であることが怪獣に知られたら必ず復讐にくるだろうからと、祖母から聞かされていたことが原因になっています。また前作主人公であるローリー・ベケットが敵本拠地にて大量の放射能を浴び、前日譚の時点で既に死亡していることが明かされています。彼が映画本編にも登場しないのはスケジュールの都合だったかと思いますが、今後の登場も絶望的ということであれば、非常に残念です。

・近況

 リクエストをいただいているヨン・サンホの「サイコキネシス-念力-」については既に書き終えていますので、こちらのブログでは「豚の王」と合わせて書くかと思います。映画単体で見ると「新感染」のスケールには及ばないと思われがちで評価も芳しくはありませんが、そこは当然ヨン・サンホ、本作には明確にとある事件の影響と社会的主張が反映されています。新感染のゾンビはあくまでも比喩でしたが、本作のそれはイマジナリーラインを踏み越えています。

 そのほかですと「アベンジャーズ インフィニティーウォー」がとんでもない大傑作で、あわててうろ覚えになっていたMCU作品ほぼすべてを見返し、GWの前半があっという間に終わってしまいました。そろそろ昔のような更新ペースに戻りたいなあとは思うのですが、ちょっと難しそうです。引き続きよろしくお願いいたします。