【17年9月・10月】「ソウル・ステーション/パンデミック」「我は神なり」記事を寄稿しました

「新感染」に続き、「ソウルステーション」についてネタバレ含レビューを書いています。実写の「新感染」がアニメ的で、アニメの「ソウル・ステーション」が実写的である、という面白い試みの二部作です。(※20180228追記:「我は神なり」記事が追加されまし…

スティーブン・キング史上最悪の密室 「ジェラルドのゲーム」

「ジェラルドのゲーム」がNetflixにて公開されました。スティーブン・キングのキャリアのうち80年代後期に集中して書かれた、超常現象のとりわけ少ない――いつ起こるかもしれないシチュエーション、を題材にしたソリッド・シチュエーション・ホラー作品です。…

「スイス・アーミー・マン」はコメディではない

「スイス・アーミー・マン」が公開されました。「月に囚われた男」「ハードキャンディ」「インビテーション」(Netflixタイトル:「不吉な招待状」)といったホラー映画の傑作を排出してきたシッチェス・カタロニア国際映画祭の2016年グランプリ作品という前…

差別スリラー「ゲット・アウト」なぜ首を絞めなかったのか?

したまちコメディ映画祭にて、話題のヘイト・スリラー「ゲット・アウト」を見てきました。事前の噂に違わない良質の社会風刺スリラーであり、他記事で触れた「ゴッド・ブレス・アメリカ」に通じるコメディアン出身監督による黒い笑いとコメディが融合した、…

「散歩する侵略者」と侵略SF 「ボディ・スナッチャー」「ブルークリスマス」そして「ウルトラセブン」

「散歩する侵略者」を見てきました。原作は2005年初演、前川知大氏による演劇「散歩する侵略者」、ならびに同作をもとにした2007年発行の小説版。「侵略SF」の最新作、といっていいでしょう。しかしながら本作はこれまでの侵略映画と比較して極めて異色な作…

アメリカ、コメディアン、 「ゴッド・ブレス・アメリカ」

少し前の話題になりますが、町山智浩氏がラジオ番組「たまむすび」にて茂木健一郎氏の発言を引用し、アメリカのコメディアンが行う政治批判について話していました。日本在住の身としてはそもそもスタンダップ・コメディという形式に馴染みがなく、早口かつ…

「新感染 ファイナル・エクスプレス」――なぜ「列車」であり、「釜山」なのか?

「新感染 ファイナル・エクスプレス」が公開されました。 本作はアニメーション監督ヨン・サンホによる実写初挑戦作品ながらそのクオリティの高さから世界150ヶ国より買い付けが殺到、韓国での観客動員数は19日間で全人口の20%である1000万人を突破するなど…

エドガー・ライトと音楽 「ベイビー・ドライバー」予習編としての「ワールズ・エンド」復習編

エドガー・ライト最新作「ベイビー・ドライバー」を見てきました。事前情報を極力カット、事前に公開していたオープニング6分間どころか予告編が流れれば目と耳を塞ぎ、役者の顔すら入れないようにポスターどころかWebニュースからも極力目を逸らし、「監督…

「海底47m」「ケージ・ダイブ」新作サメ映画2本と「SHARK MOVIE MANIA」について

三度目のベイビー・ドライバーを見るも全くノれず非常に厳しい思いをしています。 いろいろ嫌になり「ジョーズ」「オープン・ウォーター」「オープン・ウォーター2」を見たあと横浜ニューテアトルで「海底47m」を見たので、こちらを同じく新作タイトル「ケ…

打ち上げ花火を見たあとに――「失敗作」が本当に書きたかったもの

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」が公開されました。 シャフト×東宝の座組によって岩井俊二原作ドラマをアニメ化、全国の映画館で大々的に宣伝を打った結果試写会は酷評。それに対してイキりオタクが「お前たちにはわからない」と悦に入りは…